〜食と農にふれる1日〜
異国の食卓に広がるあたたかい味
旅の途中で訪れたのは、素朴ながらも心のこもったランチ。
炊きたてのごはんに、スパイス香るスープ、そして野菜の炒め物。
素材の味を大切にした家庭料理が、静かな昼下がりを包みます。



心に残る家庭の味
どの料理にも手間と愛情が感じられ、
“食べること”の原点を思い出させてくれる優しい味でした。
文化の違いを超えて、「ごはんを囲む幸せ」は世界共通なのだと感じます。
種が語る、命のつながり
昼食のあとは、地域の“種の保存施設”を見学。
壁一面に並ぶ壺や瓶には、世代を超えて受け継がれてきた穀物や野菜の種が大切に保管されています。








「多様性」が未来を守る
環境変化や気候危機の中で、こうした在来種の保存は未来への備え。
“種をつなぐ”ことが、地域の文化と食を守る大切な営みなのです。
伝統の火と暮らしの知恵
次に訪れたのは、昔ながらの調理小屋。
大きな釜の前で、女性が穀物を煎る光景に出会いました。
薪の香り、火のぬくもり、そして絶え間なく動く手。
ここにも、世代を超えた「生きる技」が息づいています。



生活の中のサステナビリティ
ガスも電気も使わず、自然の力と手仕事で支えられる日常。
それは最新の技術ではなく、
長い時間をかけて磨かれてきた“持続可能な知恵”でした。
今回の体験で感じたこと
食べ物の一粒、種のひとつ、そして火を囲む時間。
どれもがこの土地の“いのちの循環”を象徴していました。
旅の最後に残ったのは、「人と自然のつながり」への深い感謝。
この日見た風景は、心の奥で静かに輝き続けています。





