神戸・御影。落ち着きのあるこの街を歩いていると、静かな住宅街の一角に、まるで北欧のアパートメントのような白い外観の建物がふっと姿を現します。それが今回訪れた「Midnight Cookie Club」。名前からして魅惑的ですが、扉をくぐると想像以上に温度のある空気と、店主のこだわりが粒立つ空間が広がっていました。

【外観の印象】
写真からもわかるように、真っ白な外壁にシンプルな黒いファサードがアクセントとなり、洗練されながらも地域に溶け込むバランスの良い佇まい。入口横にはオリーブが爽やかに葉を揺らし、店全体が“日常の中の小さなご褒美”のような雰囲気を醸し出しています。


・白壁と黒い看板が印象的な外観。余計な装飾がなく、端正で上品。
・並ぶ住宅と調和しつつも、ひと目で「ここは特別なお店だ」と感じさせる存在感。

そんな空気に包まれながら扉を開けた瞬間、焼き立てワッフルの甘い香りと、深煎りコーヒーのビターな香りがふわりと鼻をくすぐり、思わず「これは絶対に当たりのお店だ」と確信してしまいました。

Table of Contents

訪問のきっかけと、扉を開けた瞬間の高揚感

今回訪れたのは、平日の朝11時。オープン直後の静かな時間帯です。街のざわめきもまだ少なく、まるで自分だけに用意された特別なカフェ時間が始まるような感覚。ひとりで訪れたにも関わらず、ワクワクする気持ちが自然とこみ上げてきます。

店内に入ると、白いタイル張りのカウンターと、センス良く配置された食器やドライフラワーが目に飛び込みます。決して派手ではないのに、どこか映画のワンシーンのような世界観。光の入り方、香り、店内に漂う静かなBGM。すべてが「ここで過ごす時間を大切にしてほしい」というメッセージのようでした。


・白タイルのカウンターは清潔感と温かみを両立。
・並べられたマグやカップはどれも可愛く、店主のセンスが光る。
・キッチン奥にはプロ仕様の器具が並び、本格的なコーヒーへのこだわりを感じる。

席についた瞬間から感じる “視覚と嗅覚の幸福感”

今回案内されたのは、カウンター席。目の前にはコーヒー器具が並び、店主が一杯のコーヒーを丁寧に抽出する様子を間近で眺められます。この距離感が、本当に贅沢。店によっては緊張してしまうこともありますが、Midnight Cookie Clubの空気は“肩の力が抜ける”タイプの心地よさ。

店主は自然体の笑顔で「今日は苺のワッフルがとてもいい状態ですよ」と声をかけてくれました。その言葉だけで、胸の奥がふわっと温かくなる。料理はもちろん、人の言葉や表情ひとつで、カフェ体験はこんなにも豊かになるのだと改めて感じました。


・カウンターの向こうに広がる美しいキッチン。ステンレスと白タイルの組み合わせが心地よい。
・花瓶に生けられた枝物の植物が、店全体に柔らかな陰影を落とす。
・ミトローパのカップに注がれた深煎りコーヒーは、それだけで絵になる佇まい。

「このお店にしてよかった」と思わせる導入の完成度

席に座ってから飲み物とワッフルが到着するまでの間、ただただ店内の雰囲気に浸っていたいと思えるほど居心地がいい。白を基調にした空間なのに冷たさがなく、むしろ優しい。光の柔らかさ、植物の影、カップの配置――そのすべてが視覚的な癒やしとなり、“忙しない日常から一瞬だけ抜け出せる場所”という印象を強く与えてくれます。

そして、ワッフルが運ばれてきた瞬間、視界の中心が一気に苺の赤に染まりました。このあと語るワッフルの体験は、間違いなく今日のハイライト。ここから先は、あなたの胃袋に直接語りかけるようなワッフルの物語が始まります。

白を基調とした店内に漂う “洗練された余白の美”

Midnight Cookie Clubの店内に足を踏み入れてまず感じるのは、「美しい余白」。白タイルを敷き詰めたカウンターは光を柔らかく反射し、そこに木製の椅子や植物が絶妙なバランスで配置されている。まるで雑誌の撮影セットのようなのに、“作り込みすぎていない自然さ”がある。この自然さが、居心地を格段に高めているのだと気付かされます。

すべてのディテールが精密に選ばれたようでありながら、決して押し付けがましくない。たとえば、食器棚に並ぶカップたちは、ただの小道具ではなく「この空間を構成する要素」として存在し、訪れる人の目を楽しませてくれる。白・ステンレス・グリーン。この3つのカラーの調和が、店全体をやさしく包み込んでいます。


・窓から差し込む自然光が白タイルに反射し、柔らかな光のレイヤーを作る。
・無造作に見えるのに絶妙に配置されたドライフラワーとボトル。空間に温度を足すアクセントに。
・カウンターに整然と並ぶ器具とカップが、店の世界観を静かに語る。

座席の使い方で変わる「体験の濃度」

今回座ったカウンター席は、キッチンとの距離が近いため、まるでシェフズテーブルのような感覚。目の前で店主がコーヒーを淹れたり、ワッフルを仕上げたりする様子を間近で見られるのは、この席ならではの特権です。料理が生まれる瞬間、音、香り、その全てがリアルタイムで感じられる。

対して奥のテーブル席は、どちらかといえば “自分の世界に浸りたい人向け”。やや照明が落ち着いていて、周囲の視線を気にせず本を読んだり、おしゃべりしたりするのに最適。白いカーテン越しに差し込む光が柔らかく揺れ、時間がゆっくり流れているような空気がある。


・白カーテンに映り込む植物の影が美しく、店内に奥行きを生み出す。
・奥の席は、都会の喧騒を忘れさせるパーソナルスペースとして機能。
・カウンター席はカフェの鼓動を感じられ、ひとり時間にちょうど良い距離感。

接客の温度が “店の物語” を完成させている

Midnight Cookie Clubの魅力を語るうえで欠かせないのが、店主の接客。丁寧でありながらフレンドリー、説明は的確で、押しつけがましくない。それでいて料理の良さをしっかり伝えてくれる。「季節のフルーツワッフルは今日の苺がとてもいい状態ですよ」という一言。その声色から、苺への愛情と料理への自信がしっかり伝わってくる。

接客というのは、料理の良さを倍増させる力がある。無駄のない言葉で心地よく寄り添い、必要以上に干渉しない。カフェにとっては難しいバランスだが、この店はそれを自然体で実現している。

「ここでは、時間を急がせる人が誰もいない」。そんな空気が一貫して流れている。たとえば、コーヒーを淹れる動作のひとつとっても、焦らず、丁寧で、どことなく穏やか。客側もそのリズムに合わせて心がゆっくりほぐれていくのを感じる。

短い滞在であっても、まるで数時間滞在したかのような満足感を得られるのは、この“空気そのものへの気配り”があるからこそ。

混雑もなく、落ち着いて過ごせる理想的な時間帯

訪れた時間帯はオープン直後の11時。混雑はなく、静かで落ち着いた雰囲気が漂っていた。他にお客さんがいないわけではないのに、不思議と“自分のためだけに存在する時間”のように感じられる。この感覚は、他のカフェではなかなか味わえない希少な体験です。

また、店内は禁煙。BGMは控えめで落ち着いた旋律が流れ、会話の邪魔をせず心地よいリズムを刻む。Wi-Fiはないものの、それがむしろ「スマホを置いて、この空気をちゃんと味わってほしい」という店からのメッセージのようにも思える。

店内の空気は、“ワッフルが来る前から美味しい”

優れた料理は、見た目や味だけで評価されるものではない。料理が運ばれてくる前に感じる空気、香り、期待感――それらすべてが味の一部となる。Midnight Cookie Clubはそれを完璧に理解している。だからこそ、ワッフルが来る前から「もう美味しい」のだ。

そして間もなく、目の前に主役が登場する。皿いっぱいに広がる黄金色のワッフル、その上に宝石のように輝く苺。ここから先は、味覚と視覚と香りが一体となる圧倒的な幸福の時間です。

主役が登場した瞬間、世界が苺色に変わる

しばらく店内の静かな空気を楽しんでいると、カウンター越しに店主が優しくワッフルを置いてくれる。その瞬間、視界がぱっと明るくなる。皿の中央に積み上がる苺の鮮やかな赤と、その下に広がる黄金色のワッフル。光の角度によって苺の表面がキラリと輝き、まるで宝石のように存在を主張してくる。


・苺がこれでもかというほど贅沢に盛られ、立体的なフォルムを作り出す。
・粉糖がふわっと降りかけられ、まるで雪が積もったような幻想的なビジュアル。
・ワッフルの端には焼き立てならではの“カリッと薄い羽根”がついており、食感への期待を高める。

ひと皿の中に詰め込まれた「甘み・酸味・香ばしさ」の三重奏

まずは苺から。ひとつ摘んで口に入れた瞬間、果汁がじゅわっと弾ける。ほどよい酸味が舌の上で広がり、そのあとすぐにまろやかな甘みが追いかけてくる。甘すぎず、酸っぱすぎず、ワッフルの甘味とクリームのコクを引き立てる“絶妙なバランス”を保っている。

次にワッフルとクリームを合わせて一口。ここから味の物語が一気に動き始める。まず鼻に届くのは焼き立てワッフルの香り。ほんのりバターの甘さを纏ったような香りが、口に入れる前から幸福感を加速させる。

ワッフルは“ふわふわ”でも“カリカリ”でもなく、その両方を兼ね備えた不思議な食感。表面は軽やかなサクッと感があり、中はもちっとした弾力がある。写真からもわかるその厚みとキメの細かさは、ひと口食べた瞬間に「ここ、レベルが違う」と確信させられる。


・ワッフルの網目に染み込むシロップとクリームが、照明の反射で艶やかに光る。
・クッキーの粒がワッフルの上にランダムに散らされ、ひと口ごとに違う食感が楽しめる。
・中央の苺は存在感が強く、まるで主役のオーラを放っている。

サク・ふわ・もちの三段階で訪れる“食感の波”

ひと口食べるだけで、食感が波のように押し寄せてくる。まずは周囲のクッキーのサクサク感。そのあとワッフルのふわりとした柔らかさ。そして最後に、中心部のもちもちとした弾力がゆっくり残る。その三段階が完璧に連動して、まるで計算された音楽のリズムのように口の中で調和する。

この“もちもち感”が特に印象的で、咀嚼するたびに優しい甘みがほどけていき、苺の酸味とクリームのまろやかさが交互に舌を楽しませてくれる。温度の対比も素晴らしい。ワッフルは食べやすいあたたかさ、クリームは少しひんやり。温冷のバランスが心地よく、味に立体感を生む。

香りは甘さだけでなく“物語”を含んでいる

ワッフルの香りは単なる甘さではない。焼き上がる前から漂う小麦とバターの香ばしい匂いは、「もうすぐ美味しいものが運ばれてくる」という期待を煽る。そして、目の前に置かれた瞬間の香りは、クリームと苺の甘い香りが混ざり合い、まるでパティスリーの厨房にいるような幸福感をもたらす。

この香りは味とリンクしており、噛むたびに香りの層が舌の上で解けていくような感覚。特に苺のフレッシュな香りは瑞々しく、甘さと酸味を同時に感じさせる複雑な香り立ちが印象的だ。

食べ進めるほどに“発見”がある構成

食べ始めは苺の主張が強いが、後半になるにつれてワッフルそのものの味わいが前に出てくる。特に、端についている薄い羽根の部分は、香ばしさと軽やかなクリスピー感が強く、まるで別のスイーツを食べているような変化が楽しめる。

さらに、散りばめられたクッキーが“第二の主役”。このクッキーがあるおかげで、甘さの単調さが消え、一口ごとに違うリズムが生まれる。ザクッとした歯ごたえが加わることで、ワッフルのもちっとした部分とのコントラストが際立ち、飽きるどころか“もっと食べたくなる衝動”を引き出してくれる。


・苺が断面までしっかり赤く、質の良さが見てわかる。
・シロップがワッフルの溝にじゅわっと染み込み、食べるほどに味が深まる。
・周りのクッキーは大きさも食感もランダムで、口に入れるたびに違う表情を見せる。

温度・質感・香り・甘味の“黄金比率”が完成度を押し上げる

スイーツは温度が少し違うだけで味の印象が変わる。しかしこのワッフルは、温度バランスが完璧。温かなワッフル、冷たいクリーム、常温の苺。三者の温度差が絶妙なコントラストを生み、ひと口ごとの満足感を極限まで引き上げている。

また、甘さの質が上品で軽やか。砂糖の“重たい甘み”ではなく、素材が持つ自然な甘さを最大限に活かした味わいで、後半にかけて甘ったるさを感じない。食べ終わっても喉が乾いたり、くどさが残ったりしないのは、この甘味設計の巧さによるものだ。

後味はすっきりとしていて、苺の香りがふわりと残る。まるで春風の余韻のように柔らかく、心地よいフィニッシュを迎える。スイーツの後味にここまで“情緒”を感じることは珍しい。

「ああ、幸せだ」と思わず声が漏れるワッフル

一皿を食べ終える頃、満腹というよりは“満たされた”という感覚が強い。それは味だけではなく、視覚、香り、音、空気、店主の言葉。そのすべての要素がひとつの音楽のように融合し、ひとりの時間を贅沢な物語へと昇華させてくれるからだ。

Midnight Cookie Clubのワッフルは、ただのスイーツではない。「今、この瞬間を大切にしてほしい」というメッセージを味で伝えてくる作品のような存在だった。

そしてこの感動をより深くするのが、ここに寄り添う一杯の深煎り珈琲。ここからは、そのコーヒーがどれほどこのワッフルを引き立てるのか――その物語を語っていきたい。

ワッフルを“作品”へと昇華させる深煎りコーヒー

季節のフルーツワッフルの余韻に浸っていると、ふっと立ち上がる香りが鼻をくすぐる。隣にそっと置かれた深煎り焙煎のコーヒー。黒く艶めいた表面は光を吸収し、湯気がゆらゆらと踊っている。この瞬間、視界の温度がほんの少し下がり、甘い世界からビターな世界へと移り変わるような感覚を覚える。


・「MITROPA」の文字が入ったカップはレトロで存在感があり、写真映えも抜群。
・深く透き通らない黒色が、このコーヒーの“強さ”と“深さ”を静かに物語る。

香りだけで心が落ち着く、ビターなアロマ

まずカップに鼻を近づけてみる。ふわりと広がるビターな香り。焙煎の深さが伝わる濃密なアロマでありながら、刺激が強すぎず、心地よく包み込んでくれる。“大人の余裕”を感じる香りと言ってもいいかもしれない。

この香りがワッフルの甘さを中和し、味覚をリセットしてくれる。スイーツとコーヒーを合わせる理由はここにある。「甘い → 苦い → 甘い」というリズムが舌の上でくり返されることで、幸福感が永遠に続くような気がしてくるのだ。

口当たりはまろやかで、雑味のないクリアなコク

ひと口飲むと、驚くほどまろやかな口当たり。深煎りなのに重すぎず、雑味がなく、コクはしっかり。苦味は強めだが“角がない”。舌に触れた瞬間はスッと入り、そのあとゆっくりと深いコクが広がる。苦味の中にほんのりとした甘みすら感じられる、完成度の高い一杯だ。

店主が丁寧に時間をかけて抽出しているからこそ、この透明感のあるコクが生まれるのだろう。コーヒーに詳しくなくても「これは良いコーヒーだ」と直感で分かる美味しさだ。

ワッフルとのペアリングで生まれる“味の立体感”

このコーヒーの真価は、ワッフルと合わせたときに発揮される。甘酸っぱい苺と濃厚なクリーム、香ばしいワッフル。その複雑な層を、深煎りコーヒーがキュッと引き締めてくれる。まるで料理全体に奥行きが生まれるような味の変化。

ひと口ワッフルを食べて、コーヒーを飲む。そしてまたワッフルを食べる。このサイクルで、毎回違う美味しさが訪れる。苺のフレッシュな酸味がより際立ったり、ワッフルの香ばしさが前に出てきたり、クリームの甘さが優しく寄り添ったり。まるで味が会話をしているような感覚さえ覚える。

こうした“味の対話”が、Midnight Cookie Clubで過ごす時間をただの食事ではなく、体験へと変えていく。甘さと苦さ。ホットとクール。柔らかさと香ばしさ。この対比が心地よいリズムとなり、食べるたびに「この一杯があって本当によかった」と思わせてくれる。

後味のキレと、ほんのり残る甘み

コーヒーの後味は驚くほどクリア。深煎り特有の重い余韻ではなく、むしろスッと消える心地よいキレがある。そしてほんの少しだけ甘みが残る。この“控えめな余韻”が、ワッフルの重さを一切感じさせない。

ワッフル+コーヒーという組み合わせは決して珍しくないが、ここまで調和のとれたマリアージュは稀だ。どちらかが主張しすぎることなく、互いに存在を高め合う理想的なペア。ひとりで過ごす静かなカフェ時間に、これ以上の相棒はないとさえ感じる。

「この一杯をまた飲みに来たい」 そう思わせる記憶に残るコーヒー

店を出てからも、深煎りコーヒーの香りは心の奥にやさしく残り続ける。ミルの音、湯を落とすリズム、立ち上がる湯気。味だけでなく、その“プロセス”ごと記憶に刻まれるような一杯だった。

そしてふと気付く。このコーヒーは、ワッフルのためだけに淹れられたのではない。訪れる人が “今日という日の中で少しだけ贅沢な時間を過ごすため” に淹れられた一杯なのだと。 コーヒーを飲むという行為が、こんなにも心を整えてくれるものだとは思わなかった。

甘いワッフルの幸福感と、深煎りコーヒーの静かな余韻。 この2つがひとつの物語として完結する瞬間、Midnight Cookie Clubの魅力はピークに達する。

また必ず訪れたい、“物語のあるカフェ”

Midnight Cookie Clubで過ごした時間を振り返ると、単なるカフェ利用という言葉では片付けられない“豊かな体験”が積み重なっていたことに気付く。外観の美しさ、店内の空気、店主の穏やかな接客、香り、光、そしてワッフルとコーヒーの味わい。

すべての要素が調和し、“ここで過ごすこと”そのものが価値になる店だった。特に、季節のフルーツワッフルは、苺の旨味・甘味・酸味がクリームとワッフルの食感に寄り添い、香りと温度が一体となって「幸せの層」を生み出している。本当に心がほどけていくような美味しさだった。

深煎りコーヒーも、ただの飲み物ではない。ワッフルを主役とするなら、コーヒーは作品を引き立てる“照明”のような存在。甘さを調え、香りを繋ぎ、食後の余韻を静かに整えてくれる。料理の完成度を引き上げるパートナーとして、これ以上の相性はないと感じた。

特に印象に残ったポイント

  • ① ワッフルの完成度が圧倒的に高い
    サク・ふわ・もちの三段階の食感、苺のジューシーさ、クリームの軽さ。どれをとっても美しくバランスされている。
  • ② 店主の接客が温かく、居心地を極限まで良くしてくれる
    丁寧だが距離感は程よく、優雅に過ごせる空気を自然と作り上げてくれる。
  • ③ 店内のデザインが素晴らしく、どこを切り取っても“映える”
    白タイル、ドライフラワー、木の家具の調和が、写真でも伝わるほど美しい。
  • ④ コーヒーのクオリティが高く、ワッフルと完璧に調和する
    深煎りなのに重くならず、後味はすっきり。ワッフルの甘味を引き立てる理想的な一杯。

改善点は特にない。それほど完成された空間だった

正直なところ、改善点を絞り出そうとしても見つからない。席数が多いわけではないが、それがむしろ“この密度の濃い体験”を生んでいる。混雑しすぎていない時間帯を選べば、一人でもデートでも、誰と来ても心地よく過ごせる。

伝えたい。ここは“ただのカフェじゃない”

Midnight Cookie Clubは、甘いものを食べたいときだけに訪れる店ではない。 「心を少し休めたいとき」 「大切な人と穏やかな時間を共有したいとき」 「自分を労わりたいとき」 そんな瞬間に寄り添ってくれる場所だ。

あなたがもし忙しい毎日の中で、ほんの少しでも“気持ちの余白”を取り戻したいと思うなら、ここはきっとそのきっかけをくれる。ひとりでも、パートナーとでも、友達とでも、満足度は間違いなく高いはずだ。

“また来たい” という気持ちが、訪れた瞬間から芽生えるお店

今回の訪問は一人だったが、次は必ず誰かを連れて来たいと思った。それほど、このワッフルとコーヒーには“誰かと共有したくなる幸福感”がある。店主が丁寧に作り上げる料理、空間、接客。その全てを通して、「ここに来て良かった」と深く感じられる場所だった。

Midnight Cookie Clubは、味わうための店であり、癒やされるための店であり、静かに自分の気持ちと向き合える店でもある。 たった一度の訪問で心に残るのだから、きっと二度目はもっと好きになるだろう。

ABOUT ME
けーちゃん
年代:40代/性別:男性/職業:会社員 怠惰な生活を送りながら、自分のカラダを改善する。 残りの人生を楽しめるよう、日々の記録をしてみる。