Morning Walk In Dhaka City Park
ダッカ滞在も終盤。今日は早起きして、公園をのんびり散歩しながら、人々の朝の時間に混ざってみました。少しひんやりした空気の中で見る景色は、観光地とはまた違う、リアルなバングラデシュの日常そのもの。写真と一緒に、その空気感をお届けします。
目次
- 落ち葉に埋もれた静かなベンチからスタート
- 湖の周りをぐるりと回る遊歩道
- みんなで朝ヨガ タフな一日の始まり
- ホテルの外観と南国の木々に癒される
- 高層ビルとリキシャが同居するダッカの街並み
- 一日の終わりに感じたこと
落ち葉に埋もれた静かなベンチからスタート
まだ少し薄暗さが残る時間帯、公園に入ると足元一面に落ち葉が広がっていました。湿った空気と、土と葉っぱの混ざった香りが、朝の静けさをいっそう際立たせます。古びたコンクリートのベンチも、この季節ならではの落ち葉のじゅうたんの一部になっていました。

奥の方には、既に散歩を楽しんでいる人や、ベンチに腰掛けておしゃべりをしている人たちの姿もちらほら。観光客として来ている自分とは違い、ここでの日常が静かに流れているのを感じました。
湖の周りをぐるりと回る遊歩道
公園の中心には大きな池があり、その周りを木製の遊歩道がぐるりと囲んでいます。水面は少し濁っているものの、早朝の霧と相まって、どこか幻想的な雰囲気。歩くたびに木の床がわずかにきしむ音がして、それがまた心地よく感じられました。


遠くの方まで続く遊歩道を眺めていると、この街の喧騒から少しだけ離れた、小さなオアシスに迷い込んだような感覚になります。湖面に映る木々のシルエットも美しく、思わず立ち止まって何度もシャッターを切ってしまいました。

みんなで朝ヨガ タフな一日の始まり
公園の一角では、カラフルなマットがきれいに並び、その上で人々が真剣な表情でヨガをしていました。インストラクターの掛け声に合わせて、みんなで同じポーズを取る姿は、見ているだけで背筋が伸びるようです。

旅行中はつい食べ過ぎたり、歩き疲れがたまったりしがちですが、こうして体を動かす人たちを目の前にすると、自分も少しはストレッチしようかなという気分に。観光だけでなく、現地の人の健康的な習慣に触れられるのも、海外旅行の楽しさの一つだと改めて感じました。
ホテルの外観と南国の木々に癒される
公園から一度ホテルへ戻ると、白い外観の建物とヤシの木が迎えてくれました。都会の真ん中にありながら、リゾートホテルのような雰囲気を感じさせる佇まいです。

敷地の外には、扇形に葉を広げた印象的な木も並んでいました。幹から放射状に伸びる葉は、まるで巨大な扇子のよう。日本ではあまり見かけない樹形に、しばし見入ってしまいました。

高層ビルとリキシャが同居するダッカの街並み
ホテルから街へ出ると、一気にダッカらしい混沌とした景色に変わります。空にそびえるガラス張りの高層ビル、その足元にはカラフルなリキシャや車がひしめき合い、クラクションの音が途切れることなく響いていました。


最先端のオフィスビルと、路上で生活を支える小さな露店。新しさと古さ、豊かさと素朴さが同じ通りの中にギュッと詰め込まれていて、どこを切り取ってもコントラストにあふれています。渋滞に巻き込まれながらも、車窓から眺める景色に目が離せませんでした。
一日の終わりに感じたこと
落ち葉が積もった静かな公園、湖のほとりを歩く人たち、朝ヨガに励むグループ、そして高層ビルとリキシャが行き交う街の喧騒。同じダッカの一日なのに、場所が変わるだけでまったく違う表情を見せてくれました。
観光スポットを巡るだけでは見えない、人々の生活のリズムや街のリアルな息づかい。早起きして散歩に出かけたからこそ出会えたワンシーンばかりで、旅の記憶にまた一枚、大切なページが増えたように感じます。







