A Journey Through Ancient Bricks and Morning Mist
朝の光の中で、遺跡を歩く

朝もやに包まれたレンガ造りの遺跡。
静かな時間の中、現地の人たちがゆっくりと歩いていく姿が見えました。
そのシルエットが、柔らかな光に溶け込むようで、とても印象的。
まだ涼しさの残る空気の中で、遠い昔の息づかいを感じました。
重なるレンガ、積み重なる時


何層にも重なった古いレンガ。
ひとつひとつが、何百年という時間を支えてきたようでした。
指で触れると、ほんのり温かく、土と太陽の匂いがします。
看板の前で立ち止まりながら、「ここにも人が生きていた」と思うと胸が熱くなります。
大きな木の下でひと休み

木々の間を抜ける風が気持ちよく、思わず深呼吸。
葉のすき間からこぼれる光が、地面の草をキラキラと照らしていました。
遺跡の中に、こんな穏やかな空間があるのが不思議で、
しばらく座って、風の音を聞いていました。
上へ続く階段と、見下ろす庭園

上へ上がる階段を登ると、
眼下に広がるのはきれいに整えられた庭と古代の城壁。
地平線まで続く緑が朝の光を受けて輝いていました。
時間が止まったような静けさに包まれ、
この場所を訪れたこと自体が特別な出来事のように感じました。
遺跡の道を歩く人たち

道沿いに立つ木々、そしてその向こうに見えるレンガの壁。
観光客だけでなく、地元の人々もこの道を歩いていました。
笑い声が聞こえたり、カメラを構える姿があったり。
どこか懐かしい雰囲気に包まれていて、心がほっとしました。
広がる原っぱと、静かな朝

朝日が斜めに差し込む草原。
遠くで子どもたちが遊び、犬の鳴き声が響きます。
観光地なのに、地元の生活が自然に溶け込んでいる。
そんな“暮らしと歴史の共存”を感じる光景でした。
発掘現場をのぞいて


現場では数人の作業員が、丁寧に土を掘り返していました。
新しい何かを見つけようとするその姿勢に、
「この地の歴史はまだ続いているんだ」と思わされます。
古代と現代が交差する、静かなドラマを見たような気持ちになりました。
今日の旅の終わりに
遺跡の上から見た景色、
すれ違った人々の笑顔、
土と風と太陽の匂い。
どれも忘れがたい記憶になりました。
旅をすると、
自分の中の”時間の感覚”がゆっくりとほどけていくようです。
今日のこの光景も、きっとまた思い出の中で温かく輝くでしょう。






